コラム第10回として、センクリードの今までとこれからをご紹介します。
売りづらいからこそ、売り続ける。センクリードのOCR、AI-OCRが目指すもの
完全な自動化ではなく、効率的な自動化

弊社は現在、全国でOCR・AI-OCR商品を販売しています。
このOCR・AI-OCR商品というのは、正直なところ、とにかく売りづらいものです。
理由は簡単で、「読み取り結果が正しいのか、ぱっと見てわからないから」。
OCRもAI-OCRも、最終的にはデータを出力しますが、そのデータが本当に正しいのかどうか、結局人間の目で確認しなければ安心できないものなのです。
それじゃあ完全自動化じゃない、と言われることも少なくありません。
私たちセンクリードは、この問題を真正面から受け止めました。
その結果行き着いたのが、こちらの記事でもご紹介した、
「認識しづらい文字はすべて『?』に変換する」という仕組みです。
完璧を装わない。AIが分からないものは、無理に分からせない。
読み取り時に確信が持てなかった文字は、特定の記号「?」に変換する。
この手法によって、精度と効率を両立させています。
人間にとって1000文字すべてを確認するのは苦痛ですが、「?」だけをチェックするのなら簡単に済みます。
AIが自信を持てない部分だけを人に委ねる、つまり、人とAIがそれぞれ得意なことを分担して行う——派手さはないですが、これは間違いなく、「現場で確実に使えるシステム」にするための解決策です。
現場密着型、活字特化のOCRを目指す

私たちが作りたいのは、カタログ映えするような万能OCR商品ではありません。
現場の思いを丁寧に汲み取って生まれた、
活字特化・オンプレミス対応・買い切りモデルのOCR商品。
これが私たちの原点です。
読み取り精度を上げるため、実際に工場へと足を運び、現場担当者の方と一緒に画面を見ながらひたすらチューニング。
「この文字は特徴的ですね!」「この帳票、すごくクセが強いですね……」
そんな会話をしながら地道に作り上げてきた商品です。
正直、とんでもなく時間がかかりますし、効率もよくありません。
それでも、私たちにはやめられない理由があります。
やりがいこそが「売り続ける」理由

読み取り精度が上がった瞬間、担当者の方が、手放しで喜んでくださるのです。
「これならもう確認がいらない!」「作業が半分以下になりました!」
という嬉しそうな言葉を聞くだけで、すべてが報われたような気持ちになります。
会社が違っても、立場が違っても、業務効率化を一緒に進めるひとつのチームになれる瞬間がある。
あの感じがたまらなく好きなのです。
つらい。しんどい。
でも、それをはるかに上回るやりがいがある。
だから、私たちはここまで続けてくることができました。
センクリードの次の一手
現在のAreaCapture(クラサバ版・オンプレ/買い切り)に加え、
スタンドアロン版・年間サブスクリプションモデルの「AreaCapture light」を新たに開発中です。
そしてさらに、センクリードの中核となるOCR技術である「Growdea-OCR」をAPI化、SDKライブラリ化し、こちらも年間サブスク商品としてご提供する準備を進めています。
より多くのシステム、より多くの現場に、私たちが現場で鍛え上げた技術を届けるために。
新しい形態の商品をご提案してまいります。
私たちの挑戦はまだまだ続く
たとえ効率が悪くても、現場には本当にいいものを届けたい。
理想を語るだけでなく、会社としても成長していきたい。
この両立は簡単なものではありません。でも、だからこそ面白いのだと思います。
センクリードはこれからも、現場と一緒に悩み、考え、そして一緒に前に進んでいきます。
強い信念のもと日々成長する「Growdea-OCR」搭載商品のご案内

「心から信頼できる」AI-OCRを目指して開発されているGrowdea-OCRを搭載した、業務効率化のためのソフトウェアを展開しています。
オンプレミスで動作可能、買い切りタイプ、サブスクリプションタイプなど、現場からのご要望を多く反映したパッケージ群です。
帳票ソフトウェアのほか、検品、ポカヨケ、マスキングなど多種多様な商品をご用意しています。