クラウドAI-OCRが抱える、「構造的な欠陥」
AI-OCRを検討する際、まず候補に挙がるのは、大手企業が提供するクラウド型AI-OCRではないでしょうか。
- 手軽に使える
- 学習済みの高性能なAIをそのまま利用できる
- 初期導入が非常に簡単
上記の特徴を持つクラウド型AI-OCRは、一見とても合理的な選択肢に見えます。
しかし、私たちセンクリードは、あえてこの道を選びませんでした。
私たちが提供するAI-OCRである「Growdea-OCR」は、基底ロジックからすべて自社で研究し、スクラッチで開発されたAI-OCRです。
あえてスクラッチ開発を選んだのには、もちろん明確な理由があります。

クラウド型AI-OCRには、見落とされがちですが致命的な制約があります。
それは、「なぜそう読んだのか」を是正することができないという点です。
例えば、クラウド型AI-OCRを使用し、AIがある文字を誤って認識したとします。
どの判定で間違えたのか、どの分岐で判断が変わったのか……。
クラウド型AI-OCRの場合こういったことはすべてブラックボックスであり、間違えた結果がただ帰ってくるだけです。
誤りの根本原因を把握し、手を入れていくことができないのです。
結果として、「何度学習しても改善しない」「AIだから仕方ない」という状態に陥ります。
業務で使うには、あまりにも致命的な欠陥です。
Growdea-OCRは「なぜ間違えたのか」を確認できる

前述の通り、Growdea-OCRは、AIの基底ロジックから自社で開発しています。
これは単に「自前で作っている」というレベルの話ではありません。
AIがどこで誤った判断をしたのか、なぜ間違えたのか、分岐点レベルで確認することができるのです。
- 文字の切り出し段階の判断
- 文字の形状特徴の抽出
- 文字識別ロジックの分岐
- 類似文字との判別ポイント
などなど、どの工程で間違いが発生したのかを、事細かに追跡することができます。
そして、その間違えた部分だけをピンポイントに是正していくことができるのです。
スクラッチ開発AI-OCRだからこそできること
一般的なAI-OCRでは、誤読が見つかると、データを追加して学習しなおすことになりがちです。
この「すべてを学習しなおす」アプローチだと、既に正しく読めていた文字が読めなくなるなどのアクシデントが発生する可能性があります。
しかし、Growdea-OCRは違います。
先ほどお伝えした、AIがどこで誤った判断をしたのか、なぜ間違えたのか、分岐点レベルで確認することができるという特徴により、ピンポイントで修正を加えることができます。
これには、
- 過学習を防止する
- 既に正しく読めていた文字に悪影響を与えない
- 読み取り精度を狙って向上させることができる
などの非常に大きなメリットがあります。スクラッチ開発だからこそできることだと言えるでしょう。
OCRの精度は「偶然」ではなく「設計」で決まる
Growdea-OCRは、「使うほど精度が上がる」のではなく、「直すべきところを直すことで精度を上げる」という思想で設計されています。
だからこそ、Growdea-OCRは
- 特定帳票に対して非常に強くなる
- 業務に合わせた細やかなチューニングができる
- 長期運用でも精度が安定する
といった、クラウド型AI-OCRでは実現しにくい「明確な強み」を持っています。
AIが賢くなったように見える状態ではなく、「業務で問題が起きにくい状態」を目指しているのです。
なぜ私たちはスクラッチ開発を選んだのか
正直に言えば、スクラッチでAI-OCRを開発するのは簡単なことではありません。
時間も、コストも、技術的な負荷も、既存のクラウドを使うよりはるかに重くのしかかります。
それでも私たちがこの道を選んだのは、
「誤りを誤りだとわかるAIでなければ、業務を任せることなどできない」
という考えがあるからです。
OCRは単なる読み取りツールではありません。
後工程のシステムや業務を支える、いわゆる「技術基盤」です。
是正できないAIには価値がないと考えているからこそ、厳しい道のりを選んだのです。
強い信念のもと日々成長する「Growdea-OCR」搭載商品のご案内

「心から信頼できる」AI-OCRを目指して開発されているGrowdea-OCRを搭載した、業務効率化のためのソフトウェアを展開しています。
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